インプラントの失敗とは

インプラントの失敗とは

インプラント手術の最大のネックといえるのが失敗です。成功率が非常に高いといわれるインプラント手術においても失敗のリスクはつきまといます。

インプラントの失敗例でもっとも多いのがインプラント周囲炎というものです。これは多くが細菌感染によって炎症を起こしてしまうもので、天然歯における歯槽膿漏に似た症状を起こします。

失敗とは

それから下歯槽神経麻痺があります。これは下あごのインプラント治療を行なった際、誤って下歯槽神経を傷つけてしまうことで発症するものです。その結果、唇などに麻痺やしびれが生じてしまいます。上顎洞炎が発症する失敗例もあります。これは鼻の奥にある「上顎洞」という空洞に炎症を起こしてしまう症状です。上顎の奥歯をドリルで穴をあける際に感染させてしまう恐れがあるものです。咀嚼障害などのトラブルが発生します。

ほかにも骨髄炎や顎骨炎などがインプラントの失敗例として挙げられます。こうしたトラブルが発生するとせっかく埋め込んだ人工歯根を外さなければならないなど、いろいろな面で負担がかかってしまいます。

これらインプラントの失敗の原因はさまざまあります。一般には歯科医師の技術不足が指摘され、インプラント治療のリスクとして挙げられますが、術後の本人のメンテナンスも大きな影響をもたらすこともあります。

インプラント手術に問題があった場合は1年以内にトラブルが発症すると言われています。インプラントの失敗で悩まされることにならないよう、医療機関選びと日ごろのケアはしっかりと行ないたいものです。

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